どうも、ねじまきです。
色んなものに追われつつ、ようやくのニュースレター配信。
2024年2月の話題をざっくり振り返ろうかと。
京都人への印象操作的な悪評をよく目や耳にする。イケズとかケチとか本音を言わないとか、他所から風評被害を受けがちだ。勿論少なからずそんな面も否定はできないけど、私から言わせてもらえばちゃんちゃらおかしい。
町衆文化や自然、歴史と伝統を尊ぶ京都人が、これだけ「他所さん」の学生や観光客を受け入れ、まあええがなええがな、と楽させてるのって、究極に優しくね?と思う次第。
だから、そろそろ他所さんからお金しっかり貰うために、せめて市内交通使いやすくしてあげて、丸儲けのお寺さんが税金払おか、てなるくらい更に潤ってもらうようにならへんもんかと、ぼんやり考えを巡らしている。
京都市民はいけず、とよくいわれるけど、たまには反論したくなる。
くるりの岸田さんらしい毒と愛のこもったエッセイ。
ネット上での京都/大阪いじりはなかなかにヒドいし、
それについてはまたブログでも書きたいな。
話題は変わるけど、
京都市長選も、あんな感じになってしまったのでこれからどうなるんだろう?
京都については「ティアーズ・オブ・京都⛩️」のニュースレターもどうぞ。
・エマニュエル・トッド「いま私たちは西洋の敗北を目の当たりにしている」
そもそも私たち西洋の生活は、低賃金で旧第三世界の男性や女性や子供を働かせて成り立っているわけですから、西洋の道徳規範に説得力はありません。
戦争がきっかけで、
欧米の先進国とされたアメリカもドイツもどこの国も「結局はポジショントークをしているだけなんだ」というのをしょっちゅう目の当たりにする今日この頃。
日本も色々残念なニュースばかり続いているけれど、
欧米もなかなかにヤラかしていて、やばい状況はウチだけじゃないんだなと。
最近見た「経済に対する自信度ランキング」でも、
インド・中国・インドネシア・フィリピン・タイと続いており、
欧米どうしちゃったの?、という空気感。
これから世界は、アメリカ・ヨーロッパではなく、
中国・インドにお伺いを立てる流れになってくるんだろうな。
そんな中で、外交的には 地理的にも、宗教的な意味でも特異な立ち位置にいる日本。
”舐められても嫌われてはない国、ニッポン”
と評しているのをとあるポッドキャストで分析していたのを聞いたけれど、
日本の側からも、そろそろ外圧をかけて交渉しにいくぐらいのことをしてほしいよね。
・世界中で話題の賀来賢人「忍びの家」のヒットに学ぶ、黒船Netflixの意義
日本のテレビ局や映画会社が、「黒船」Netflixによって開国された日本の映像業界において、古い時代の侍のままでいるのか、新しい時代に合わせて変化できるのかは大きな分岐点と言えます。
黒船Netflixのおかげで、日本のコンテンツが海外向けにつくられるようになった流れはなんだかんだ良いことだと思う。
“日本のテレビ局以外の選択肢がある意義”。ほんとそれ。
ジャニーズ問題もテレビの構造が生んだようなものだし。
『SHOGUN』も良さげなのでちゃんと売れてほしいな。
・・・あと日本のスポーツの話題でつなげると、
大谷選手の影響で野球ばかりが注目されがちなのが個人的には納得いかなくて、最近、UFC(総合格闘技)で日本人の若手選手が活躍しているのを、
少しはマスメディアでも取り上げてほしい。
・音楽チャートにおける人気ジャンルの変遷(英文記事)
レゲトンとK-POPの勢いがやっぱりすごい。
(英語が読めなくてもビジュアル的に楽しめるのでぜひリンクから飛んでみて!)
そろそろNetflixで配信される中国SF『三体』にしろ、K-POPにしろ、
日本の小説や音楽が決して他の国々に負けているとは思わないので、
アジアに世界の目が向いているうちに、日本もソフトパワーを発揮してほしいなと。
ビジュアル記事が好きなこちらもどうぞ。
→ビジュアルエッセイのメディア「The Pudding」がみせる次世代の語り
・人体に脳インプラント、マスク氏のニューラリンクが初の臨床試験
個人的に、ずいぶん前からイーロンマスク氏のNeuralinkの動向を追っている。
・・・というのも、かつて大人気だった『Limetown』というポッドキャストで、
ニューラリンク的なものがストーリーに登場していて、それが
脳へのデバイスのインプラント(埋め込み)をして、”考えるだけ”でほぼ全てのデバイスの制御が可能になるという技術自体は素晴らしいし、将来的には脳同士が会話できるようになるんだろうなとは思うけれど。
ただ、親玉があれじゃあ、ちょっと不安は残るよね…
”Limetown”が現実のものにならないといいけれど。
(「K-Town」にかけて「L-Town」を紹介してみました)
伝統的に男性のイメージが強かった産業でも女性がしっかり活躍しはじめて
“She Economy”が注目されているらしい。
そんな記事を2つ紹介。
・韓国のスポーツスタジアムでは女性の数が男性を上回っている(※英文記事)
“カープ女子”的な感じなのかどうなのか。
スポーツのジェンダーギャップを考えるうえでも面白い事例だなと。
・精肉屋の最前線 (※英文記事)
「イギリスやオーストラリアで女性の精肉屋(Butcher)が増えている」という主旨の記事。肉の切り方の変化や精肉業界の動向まで書かれておすすめです。
今月の一曲
「A-Town Girl / Usher」
スーパーボウル・ハーフタイムショーのパフォーマンスを行った、
アッシャーの新作アルバムからの一曲。
聴いてもらえばわかると思うけれど、
あのビリー・ジョエルの名曲「Uptown Girl」がサンプリングされている。
A-Townとは、アッシャーの生まれ故郷のアトランタのことで、
歌詞もアトランタ愛でいっぱい。
Usherは以前もスティーリー・ダンをサンプリングした「Missin U」なんかも出してたり、そういうのはかなりお上手なのかなと。
そういやビリー・ジョエルが来日したのは1月末だったみたいだし、
時が経つのはほんとに早い。
あと、BTSのキム・ジョングクとコラボしている
「Standing Next To You」もかっこいいのでぜひとも。これぞK-Town BOY。
Art Of The Month
Michela Picchiというイタリアのアーティスト。
ラスベガスのMSG Sphereの次期デザイン担当をするんだそう。
・2024年プリツカー賞を山本理顕が受賞(これも完全に3月の話題だけどすごい)
今月の一冊
だいぶ遅れてますが、もうそろそろ配信します。
3月の課題本は『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』です。
生成AIを予見したようなSF小説、と聞いてワクワクしてます。
(ふざけているみたいですがマジなタイトル。)
UPDATES
ねじまきが書いたあれこれをまとめたコーナー。
個人サイトのここをみれば一気に振り返れるのでぜひ。
→https://nejimaki.me/updates/ (見てね!!)
・おすすめの個人サイトや個人ブログを定期的にまとめることにした。
しずかなインターネットもなんだかんだ一カ月毎日書くことができたな~
ポッドキャストもそろそろ配信したい。
🏈あとがき🏈
2月もこうやって振り返るといろいろあったな~と。
中国SFの三体はオバマ氏のおすすめ本に、BTSはバイデン大統領と対談、
“もしトラ”が実現するなら、日本の誰がトランプ大統領とコラボするんだろう?
・・・そうなるとなんか考えるのも嫌になってきたので、そろそろこの辺で。笑
ほったらかしの「Fine Letter.」もそろそろ配信再開するので、お気軽に。