Fortunate Son
戦後80年から東京旅行まで
どうも、ねじまきです。
毎年8月は、戦争がテーマのニュースレターを書くことにしているので、
今回は戦争についての話題が多くなるかなと。
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2年前の戦争についてのニュースレターはこちらより読めます。
印象に残った記事まとめ
さっそく8月のおすすめ記事の振り返りから。
江田島の海軍兵学校の校庭で、天皇の”玉音放送”を皆が整列して聴かされた。ひどい雑音入りだったが、”耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・”という天皇の言葉を難き、日本が戦争に負けたことを知らされた。終わって、校長が”我々はとんでもない間違いをしてしまった。どうか君たちが、将来これを取りもどして欲しい”という様な訓示があった。背景にしきりに蝉が鳴いていたのが忘れられない。
戦争を経験しているおじいちゃんによるブログ。
貴重な話をこれでもかと読めるので、過去記事も読んでほしい。
いまから二十年前、ラッセルとアインシュタインが宣言を発表し、核時代における戦争の廃絶を呼びかけ、人類の生存が危険にさらされていることを警告した。
その宣言の精神に基いて、私たちは、人類の一員としてすべての人々に、次のことを訴えたいと思う。広島・長崎から三十年、私たちは、核兵器の脅威がますます増大している危険な時代に生きている。今私たちは、一つの岐路に立っている。即ち、核兵器の開発と拡散がやむことなく行われていくか、或いは、この恐るべき核兵器が絶対に使用されないという確実な保証が人類に与えられるように大きな転換の一歩を踏み出すか、その重大な岐れ路に立っている。
もし核戦争が起れば、破局的な災厄と破壊がもたらされ、そうした新しい世界を創ることは不可能となるばかりでなく、史上前例のないほどに人間生活が破壊されるであろう。このように見れば、核兵器を戦争や恫喝の手段にすることは、人類に対する最大の犯罪であるといわざるをえない。このように核兵器の重大な脅威が存在する以上、私たちは、一日も早く、核軍縮を実現するために努力しなければならない。私たちは、全世界の人々、特に科学者と技術者に向かって、時期を逸することなく、私たちと共に、道を進まれんことを訴える。さらに私たちは、核軍縮の第一歩として、各国政府が核兵器の使用と、核兵器による威嚇を永久かつ無条件に放棄することを要求する。
この宣言は、1975年8月28日から9月1日にかけて京都で開催されたパグウォッシュ会議主催のシンポジウム「全面核軍縮への新しい構想」で発表されたものとのこと。
「Do you Kyoto?」で知られる京都議定書があったり、
京都はそういう意味でも歴史の重要な転換点に位置する都市だなというのを改めて。
うちのじいちゃんは、滋賀の山がよく燃えるのを見ていたので、
まず勝てないだろうと思っていたのを酔っ払う度に話してくれる。
・ウクライナへの全面侵攻はロシアにとって、死者数では二つの世界大戦に次ぐ、3番目に死者を出した紛争になったらしい。
僕の曽祖母は空襲の際、押入れにあったお布団をひと抱えで防空壕まで運び、その火事場の馬鹿力は後々に語り継がれる笑い話となったらしい。なんだか『この世界の片隅に』みたいな話だ。
玉音放送が流れた日のことも覚えており、家族全員仏壇の間に集められたそうだ。子供だったのでラジオ放送の内容はあまり分からなかったが、周りの大人が泣いていたのは印象深かったそうだ。一番上の大学生の兄が説明してくれてようやく日本が負けたことを理解したらしい。負けたことについてどう思ったかを聞くと「いやあ、負けたんやね〜くらいにしか思わんやった」とのこと。まだ子供だったので当然か。
戦後も72年経ち、当時を知るものが年々少なくなってきているので、皆さんも身近に戦争体験者がいたら是非とも後世のためにも話を聞いてみてください。(2017年の記事)
おじいちゃん、おばあちゃんご存命の方、いまのうちに戦争について話しておこうね。
・Fortunate Son (English)
今年の4月はベトナム戦争終結50周年、ということもあって、
戦争関連の記事は多かった気がする。
このロングリード記事は、ベトナム兵として当時従事していた父と、
ベトナムのその場所へ家族旅行に行った時の様子を描いたもの。
長い記事だけれど、時は移り変わるものだというのを感じられる良い記事だった。
・カズオ・イシグロが語る「遠い山なみの光」と戦争、そして長崎 : 映画ニュース
長崎や戦争というテーマや小津安二郎作品的な人物たちは、何度も日本映画で描かれてきましたが、イギリスからの視点が入ること、そしてカズオ・イシグロ的な“信頼できない語り手”によるミステリー感が加わることによって、全く新しい視座を獲得しているように思いました。これらのテーマを新しい世代の感覚でアップデートすることは、戦後80年の今必要なことだと実感しています」と語る。
戦後80年となる年に、40年間に執筆した自著が映画化されることについてイシグロは「適切な時期だと思います。日本だけでなく世界的に節目となる年で、我々は世界が混乱に陥っていた時代があったことを思い出さなければならない。特に若い世代の人たち、戦争が終わって何年も経ってから生まれた日本の人々はそう。今の日本は豊かさだけでなく、安定性を持った偉大な自由民主主義国家のひとつです。欧米諸国が経験してきたような不安定さは経験していないかもしれない。そんな中、この映画は、その平和な日常が当たり前のものではないことを思い出させてくれる」
カズオ・イシグロが原作小説の映画、めちゃ楽しみにしてます。
みんなの感想を聞きたいので、興味ある方はぜひ見ていただければと。
9/5~から『遠い山なみの光』映画公開です。
新しく作った映画ニュースレター「Rotten Letter」では、
9月にカズオ・イシグロ原作映画2本立て、
・旧作: 『わたしを離さないで(2010)』
・新作: 『遠い山並みの光(2025)』
についてお届けしようかと。 気軽に登録してみてください!
Art Of The Month
現代的なものと懐かしいものの組み合わせが良い。
今月の一曲
「Fortunate Son / Creedence Clearwater Revival」
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル (CCR)の代表曲。
映画『フォレスト・ガンプ』で流れることでも有名な一曲。
歌詞も痛烈で最高。ポップカルチャーに与えた影響は大きいなと。
ソニックマニアつながりでもう一曲。
「「Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り- (Sci-Fi Edit)」 / 宇多田ヒカル」
Floating Pointsのライブにサプライズ出演した宇多田ヒカルも生で見てきたけど最高でした!!
・ソニマニ2025のライブレポ的なまとめ も書いたのでよければ。
🌎ねじまきのあれこれ🌏
僕が書いたブログの振り返りなど。
・東京旅行の振り返り (1日目 / 2日目 / 3日目 / 4日目)
・『GIGAZINE 未来への暴言 / 山崎恵人』を読んだ感想
・はてなブックマークで印象に残ったコメントを振り返ってみる。
・絵文字のコンフォートゾーンから脱するべく世界の人気Emojiを見てみた😎
8月は毎日ブログを更新する世界規模のイベント「ブローガスト」に参加。
色んな方が参加してくれたので、また振り返りの記事を書きたいなと。
また、僕が書いたブログやニュースレターを一覧できるRSSを作ってみました。
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🎖️あとがき🎖️
戦後80年といっても、自分には実感がないけれど、
あれだけ元気だった祖父・祖母とも衰えが目立ってきた今日この頃。
歴史が変わるって、ほんと実感ないけど毎日大切に生きていきたいなと。
来月9月の読書会は、
ノーベル賞文学賞受賞作家 カズオ・イシグロの代表作『わたしを離さないで』。
20周年記念ということで、ひさびさに再読していこうかなと。
一か月かけてみんなで1冊読む試み。初めての方も気軽に参加してみてください。




