どうも、ねじまきです。
もう半月遅れの配信になりましたが、11月の振り返りから。
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印象に残った記事まとめ
・米保険大手CEO射殺事件、容疑者に対する“熱狂”の正体 | WIRED.jp
ルイジ・マンジョーネによる、保険会社CEOの暗殺事件。
11月のアメリカのホットな話題といえばやっぱりこれでしょう。
SNS上では容姿を称賛する投稿が溢れていて、
同人小説が書かれたり、グッズが氾濫したりしているみたい。
本来は窮地に陥った人を助けるはずの保険が、市民を苦しめている
それを解決するには、こういったアンチヒーローが求められているのかも。
石川五右衛門とか、ルパンとか、こういう系譜は脈々と続くんだなと。
日本でも裏金問題が議員が不起訴となり。
「Every cop is a criminal, All the sinners are saints」な状況が続いている。
山上容疑者の件もそうだけれど、罪人が真実を追求する聖人になってしまっているし、どこかで不正がが正されないと、また悲劇が起こってしまうのは当然の流れだと思う。(もちろん暗殺を肯定するわけじゃなくて。)
ちなみにお金持ちだけを狙った大盗賊として有名な石川五右衛門、
てっきり江戸時代の人かと思いきや、安土桃山時代の人物だった、
というのをつい最近知った。
石川五右衛門の歌舞伎舞台が有名なので、江戸時代と勘違いしている人は多そう。
そういや、ニンテンドー64で、
『マリオ64』の次にプレイしたソフトがこれだったんだけど
これも「ネオ桃山幕府」が舞台の江戸時代の話なんだよね。(ややこしや)
三条の河原で釜茹での刑に処せられた、エピソードが有名なのはいうまでもないけれど、「五右衛門風呂」とか「洋麺屋五右衛門(パスタ屋)」ってどんなブラックジョークやねん、と改めて思う。
(ちなみにまさに今日、仕事を終えてから三条で高校の友人と同窓会をする予定)
鴨川はたくさんの血が流された処刑場だったことは有名だけど、今はテニサーとインバウンドの外国人で溢れる場所。
時の流れって残酷よね。
・はてなブログで長文語りをしていたオタクたちは一体どこへ行ったのか - それは恋とか愛とかの類ではなくて
「タイパの時代と長文テキストのアンマッチ」はまあそうだろうな~と。
長文だと読んでくれる人も限られてくるし。
推しがいることの楽しさはわざわざ発信して世間にお知らせしなくても、今の世の中では大抵の人が知っている人生を豊かにする手段の一つになっている。もうネガティブイメージを払拭するための長文は必要ない世の中になったのだ。それがまずひとつ長文語りをするモチベーションの低下の一つになっているのではないかと思っている。
なるほど。
SNSへの本人出現による書きづらさ、とかは個人的に感じたことないな。
長文語り文化カムバック!
ほんとに。
・「なぜ、おやじが殺されたのか」京都・餃子の王将社長射殺事件11年 全容解明願う遺族の思い| 京都新聞
暗殺といえば、王将の社長暗殺事件をふと思い出す。
まだ真実は藪の中、な状態なのか・・・。
・Will A.I. Eat The Browser?(English)
「AIはブラウザを食い尽くすのか?」専門的な文章だけど、興味のある方はぜひ。
・Masculinity crisis: How movies, TV, and entertainment are failing young men. (English)
ハリウッドの弱体化と”男らしさ”の危機についての記事面白かった。
2025年でフィナーレを迎える『ストレンジャー・シングス』で、キャラクターがどう描かれるかはほんとに大注目。
(といいつつ、自分途中までしか見てないのでそろそろ1から見返さねば。。)
・ChatGPTのサービス開始から、テック企業大手の収益の変化を表した図
・初期段階の投資でボコっと下がって、その後しっかり跳ねてるのがすごい
・個人的には、ここから数年でMeta社がもっと大きく伸びる気がする。
メタバースやAR/VRと 生成AIの相性が良すぎるもんね。
・目に見えてテック企業がより力を増している。結局AI後の世界は 格差が開くだけなのかな。
Art Of The Month
『海老と熱帯魚 / 田中一村』
すげー画力。昭和51年の作だけど、なんかAIアートっぽさもあるような気がして、でも人間臭さが勝っていて、面白い。(というとめっちゃ失礼なのかな)
このアートな現象も面白い。
・「AI未使用」ゴッホやルノワールの作品世界そのままの動画がSNSで大人気! 美術館も注目 | ARTnews JAPAN
「じっくり見る文化」が逆にナウいという感じ?
静止画さえ動画にしてしまう発想はたくましい。
今月の一曲
『悪魔を憐れむ歌 / ローリング・ストーンズ』
The Rolling Stonesの代表曲の一つ。
悪魔が自分の悪事を告白する、という構成の歌詞で、
紳士な言葉遣いの悪魔が、ケネディーの暗殺やポンペイ火山の噴火、イエスに刑を言い渡す、などの今まで行ってきたことを告げていくルシファー。
「でも、結局のところ僕とあなたの問題なんだよ」(アンタにも問題があるのさ)
と落とすのが巧いなあと。
Who killed the kennedys? "
When after all
It was you and me
キース・リチャーズのギターソロはやっぱりかっこいい!
(Z世代の人、名前だけでも覚えてね)
ニュースレターのタイトルの
「Every cop is a criminal, All the sinners are saints」
はもちろんこの曲から。
ストーンズの曲を取り上げるのは「黒く塗れ🚪」に次いで2回目ですかね。
・・・とSubstack振り返ってみたら、ちょうど2022年の大晦日に配信していた回でびっくり。RIZINの速報みながら書いてましたね。
ねじまきのあれこれ
書いたブログの振り返りなど。
・「人間生成コンテンツ」を今のうちにフォローして楽しんでおこうと思った話。
・Blueskyのよかった投稿やカスタムフィード振り返り(2024年)
・宇多田ヒカルのインタビュー@Tone Glowについて語る。
😇あとがき😇
あともう一通、大晦日に「すぐ消えるレター」を送れるかな~と。
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みなさん体調にはお気をつけて。
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本についてのニュースレター、
来年1月は ミシェル・ウェルベックの『ある島の可能性』をみんなで一カ月かけて読む読書会を行うのでお気軽にどうぞ。