どうも、ねじまきです。 (今日は暑かったですね。
さっそく4月のおすすめ記事の振り返りから。
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印象に残った記事まとめ
・「ストレートニュースの価値はゼロになる」AI時代にメディアはどう戦う?
深津 そういう意味では、昭和時代の記者たちが重視したような「誰誰さんに取材したい?すぐにセッティングできるよ」と言えるようなウェットな能力が重視される時代が再来する可能性があります。そういう人がAIを活用するのが一番強い組み合わせです。
なんだかんだ、ちゃんと時代に付いていくメディアは生き残るんじゃないかな~
New York Timesの記者も、魂を捨てずにAIを活用している的な動画をみたけど、
リサーチの時間が削減できるのは書く側としてかなりありがたいし、
AIとの共存は避けられないかと。
・People Have the Powerを広島で朗読したパティ・スミスが被爆者との対話で語ったこと
「この歌にあるように、私たちが夢見ることはすべて実現できると信じている。そのために、私たちは団結しなければならない。パレスチナのために、私は2003年以来発言してきた。心を痛めているが、諦めるわけにはいかない。戦うことをやめられないし、祈ることをやめられない。愛と共同体の感覚を失ってはいけない」
平和なときには説教臭く聞こえてしまう歌も、今の時代だとすごく響く。
・“自分の機嫌は自分で取る” を美味しい物を食べたり欲しい物を買うことだと思っていたけれど違った、というお話 - Togetter
自分はそれこそ、ブログに書いたり、走ったり、音楽聴いたりとかで 生きながらえているけれど、ストレス対処法は人による、と改めて思う。
・・・なので自分なりのコーピングリストとかまとめておくと、
やばくなってきたとき耐えられるかも。
・大阪・関西万博を考える 堺屋太一と小松左京 ~70年万国博覧会に2人が託した夢と思い
SF作家の小松左京が、大阪万博(1970年)のブレーンとして活躍していたのは全然しらなかった。
小松は2011年7月に80歳で亡くなった。残った資料から小松が万博協会の国内企業向け参加要請説明会で話した原稿が見つかった。その中で小松は「万博は『目的』ではなく『手段』である」として「あくまで、人類全体のよりよい 明日を見出すこと、矛盾を解決し、よりいっそうゆたかで、苦しみのすくない世界をつくりあげて行くことであって、万国博はそういう目標にそった情報の、世界的な交流の場として、つくられなければならない」と書き残している。
賛否両論あると思うけれど、
とりあえず距離的に近いので今月行こうかなと。
コロンビア館の『百年の孤独』を打ち込んだタイプライター(実物)の展示 が一番楽しみだったり。
古き良きインターネットのそれ。良すぎる。
どうやって集めたんだろう?
日本の総合格闘技団体RIZINが設立から10周年。
もうそんなに経つんだ・・・。
そろそろ試合だけど、ブラジリアン柔術のクレベルコイケ選手、勝ってほしいな。
・何も残らないという事実に、どうやって向き合うのか?(English)
「Nothing Lasts. How Do We Face It?」というタイトルの記事。
「無常」という日本語のことばが紹介されていて、
確かにこの哲学は日本人独特のものかもね、と思ったり。
「Konmari」「Ikigai」「Misogi」の次の日本語バズワードは
「Mujo」が来るはず!
・世界のAIへの投資額のインフォグラフィック(2013~2024年)
アメリカ・中国はともかく、
英国・インド、イスラエル、カナダ辺りが思ったよりすごい。
日本は韓国・シンガポールよりも少ないらしい。
ラテンアメリカの国がそれほど多くないのはなんでだろう?
Art Of The Month
京都グラフィー開催中、ということで、KYOTO GRAPHIE関連のアーティストを。
・Martin Parr
マーティン・パーという英国のユーモア溢れる写真家。
・Martin Parr | KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
オーバーツーリズムに皮肉を込めて光をあてる、一連の作品も面白い。
ちなみに京都グラフィーにもあわせて京都に来てたらしい。
今月の一曲
『Gloria / Patti Smith』
NYのパンクの女王、パティ・スミス。
Jesus died for somebody’s sins but not mine
キリストは他の誰かの罪で死んだ でも私の罪じゃない
G-L-O-R-I-A !
なんぼ聞いてもかっこええよね!
確かU2のカバーがパティ・スミスとの個人的な出会いだったけど、
はじめてこの1stアルバムを聴いたときはやっぱり衝撃だったなぁ。
名盤『ホーセス』もリリース50周年だそう。
広島や京都にも訪れてたみたいで、そろそろ東京でもパフォーマンスするらしい。
ニュースレタータイトルの「People Have The Power」ももちろん良い曲なのであわせてどうぞ。
今月の一冊
飛行機を乗り継ぐ数時間の間に、
昔、恋をしていた同級生の女性に会いにいくも・・・。
という切ない短編小説。
「ミセス・ギフォード?」
彼女はポーチの灯りをつけ、ためらいがちにじっと彼を見つめる。やがて当惑した表情が微笑に変っていった。
お互い少しずつ当時のことを思い出し意気投合しかけるも・・・。
ネタバレするとあれなので書かないけれど、実際にあったらキツいなぁこれは。
飛行機を乗り継ぐ数時間のあいだにドナルドは、実に多くのものを失った。でも、人生の残り半分なんて、結局はいろんなものを切り捨てていくための長い道のりに過ぎないのだ、と彼は思う。たぶん、そこには意味なんか何もないのだろう。
・『グレート・ギャツビー』100周年を記念してオンライン読書会をやろうかなと。
スコット・フィッツジェラルドの代表作『グレート・ギャツビー』が発売100周年、
ということで、BookStackにて読書会を行います。
長編としては短めで読みやすいので、初めてフィッツジェラルドに触れるという方もお気軽にどうぞ。
こちらから参加できます。
ねじまきのあれこれ
書いたブログの振り返りなど。
・100年以上前の短編小説があまりにもAI社会すぎて驚いた話
・フレンズの主題歌「I'll Be There for You」の主旋律はどちらか問題
📫あとがき📫
GW中もばっちり仕事あるのであれなんですが
ちょっとした試みをしてみようかと。
このメールに直接「返信」して頂いてもちゃんとねじまきに届きますので
暇つぶしにどうぞ。(ちゃんと返事させてもらいます)
よいゴールデンウィークを。