世間を騒がすジャニーズ問題。
僕は特定のジャニーズユニットに夢中になったことはないけれど、
それでも正直なところ、心に残るジャニーズの曲はたくさんあったりする。
仕事の付き合いのカラオケでは、
いつも1曲目は「硝子の少年」か「アンビシャスJAPAN」。
みんな知ってて、歌いやすい曲となるとやっぱりジャニーズは定番で、
僕もよくカラオケで歌って印税を落としてきた。
「前田さんなんて ウチにはいない (♪まじで? )」
「このナミダ・ナゲキ→未来へのステップ」
なんてパワーワードや名曲を
いくつも生み出しヒットさせてきたのはすごいと思うけれど、
その裏にはやっぱり、社会の闇。
そりゃあ裸になって公園で転げまわりたくなるよね、と同情せざるをえない。
・・・どうやら10月半ばから「スマイルアップ」という名称に変わるんだそうで、
ブラジリアン柔術で世間を驚かせた岡田准一もみんな驚きの退社、ということで
これからどうなっていくのか・・・。
女性の社会進出に関して「ガラスの天井」なんて言葉があるけれど、
ジャニーズもそれこそ ”硝子の(中の)少年”なのではと思ってしまった。
自分で判断もつかない中学生が親にいわれるがままジャニーズに連れていかれ、
ジャニー氏に逆らうこともできず思うがままにされ
そして世間の注目を浴びたり非難されたり・・・。
ただ、その「硝子の(中の)少年」を遠くからウキウキと眺めていたのは
紛れもない僕らだった(しかもそれを知りながら)。
・・・というホラーがまさにここ数か月の展開。
真夏の少年時代の 破片が胸へと突き刺さる
という山下達郎の歌詞、当時のKinki Kidsの二人はどういう気持ちで歌ってたんだろう? (深読みしすぎだと思うけど。)
印象に残った記事振り返り
ということで毎月恒例のニュース振り返りをいつもより軽めにざっと。
・「落書き集めて20年」のベテランに学ぶグラフィティの楽しみ方
よいインターネットだ・・・。
自分も似たようなもののコレクションを趣味にしているのですごく参考になる。
・成熟期を迎えた ソーシャルメディア 。「ネタ」投稿で生き残るか、「手堅い」目的に特化すべきか
ソーシャルメディア上でオーガニックなリーチを得るためには、誰よりも面白く、「ぶっ飛んで」いることが生き残りを左右するポイントになるか、それともブランドのコメディ的要素は先細りになって、教育、情報、あるいはブランドごとの目的を中心とした投稿に道を譲るか、のいずれかになるというのだ。
SNSが成熟して、みんな似たような投稿をするようになってきた今日この頃、
企業の広報やインフルエンサーも大変だなと。
日本企業も幻覚剤へ徐々に歩みを進めるように。
サイケデリクス治療が一般的になればいいなと。
ナショジオでも最近こういう記事がでたりもしていて、さらに注目を集める幻覚剤。
・TikTok Stars Are Turning to 24/7 Livestreams for Cash (英文記事)
Tiktokで3週間以上(500時間)のライブ配信を続ける。若いカップルの話。
24時間ライブストリーミングはアジアではかなり前から人気があったけれど、
最近はアメリカでも流行っているらしい。
有名どころでいくと ナンビアの砂漠のオアシスに集まる動物たちの様子を24時間配信しているYoutube番組があるけれど、確かにあれは「珍しい動物を見れないだろうか」と気になってみてしまう時期があった。
配信することは悪いことではないけれど、
“硝子の(中の)少年”にならないようにやってほしいなと。
以前「インフルエンサーと有名税とプライバシーについて思うこと」というブログ記事を書いたけれども、”有名人をやる”って本当にタフな時代になってきた気がする。
インターネットで有名になることはできるけど、
消し去ることはほぼ不可能、という不可逆性はなんとかしないといけないのかも。
今月の一曲
『夏の王様 / Kinki Kids』
当時リアルタイムで聞いて、子供心に、そのエキゾチックなアレンジに惚れた一曲。
この曲の出会いを振り返ると、
ママさん繫がり(母の学校の知り合い)からだったと思う。
いわゆるジャニオタのママ、通称「プーさんのおばちゃん」から母が焼いてもらった
「夏の王様」のカセットテープ。
「新曲めちゃくちゃいいのよ~」と周りのママさんに焼いたカセットを配っていたとかそんなんだったと思う。
くまのプーさんグッズが好きだったから、というのもあったけれど
今思うとそのふくよかな体型を揶揄したものだったのかな、なんてことをぼんやり思い出したり。(そうそう、優しそうな顔をしているけれど、柔道をやっていたので娘さんを家の畳でひきずり罰していた怖いと噂のおばちゃんだった)
それはともかく、
ギラギラした夏を感じさせるホーンが贅沢なイントロはもちろん、
太陽の下で 夏をカジろう
という歌詞や、
“Oh! Summer”と”王様”をかけていたりするところや、
ベースラインは今聞いてもかっこいい。
さらに「もう君以外愛せない」がB面に収録されていて
その後2曲のカラオケ音源が続くというCDの構成。
それが延々と流れていたのを、
車の後部座席に座りながら聴いていた頃を思いだす。
Kinki Kidsの二人が不仲という噂はなぜか子供の頃から知っていて、
その頃からジャニーズに対して「ん?」という違和感を持っていたかもしれない。
8月に書いていたこのニュースレターを今配信するまで没にしていたので、
曲の時期を外してしまったけど、薄寒くなってくると夏の暑さも恋しくなる不思議。
ジャニーズうんぬんは置いといて、名曲だなと。
ただ、浜崎あゆみの「BLUE BIRD」みたいな常夏の海でPV撮ればよかったのに、
なんでこんなSF調にしたんだろう。でも好き。
ねじまきブログの振り返り
最近書いた記事をざっと。
・高騰していて買えないプレミア本や気になる高価格帯の本を紹介してみる
読書会のお知らせ📚
最後に大切なお知らせを。
10月から「毎月一冊、みんなで同じ本を読む」という試みを
「ブックスタック」というニュースレターで行うことにしました。
→ ナオミ・イシグロの『逃げ道』読書会をニュースレターで開催します。
まだ始まったばかりなので、今からでも間に合うかと。
毎月まったり開催する予定です。
来月読みたい本のアンケートも募集中なのでこちらから気軽に覗いてみてください!
🧊あとがき🧊
一カ月飛ばしのニュースレターになりましたが、
次回10月中旬に配信してペースを取り戻す予定です。おたのしみに。