どうも、ねじまきです。まだまだ暑さは続きますね・・・。
ということでさっそく8月の振り返りから。
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印象に残った記事まとめ
・AIと「盛り」:プリクラやInstagramの「自撮り」を経て、未来の「美人」はAIが作るのか?
“盛り”の歴史がまとめられていて、興味深かった。
「AI」を利用した画像処理技術は、どんな「盛り」を支援することになるのだろうか。「盛り」とは「デカ目」になることだけではない。「盛り」の対象は時代によって変化してきた。
「AI」の技術の支援を受けて、「自撮り」や「盛り」の対象は、自分の「雰囲気」や「バイブス」になるのではないか。そこに人工的で相対的な「自分らしさ」を投影し、「雰囲気」や「バイブス」を共有する人同士で、コミュニケーションすることが進むのではないか。
・「洋楽離れ」をデータから検証する:日本だけじゃない? 変わる音楽の世界地図
「洋楽(アメリカ)離れ」は日本だけの現象ではない、という話。
「英語楽曲の国際的な優位性の低下」と「聴く音楽ジャンルが広がった」というのが個人的な実感としてある。
こうした結果からは、アメリカやヨーロッパという西洋の「洋楽」世界と、スペイン語圏を中心とした「ラテン音楽」世界という二つの大きな極の中で、第三の極として「アジア」とそこから広がって聴かれるK-POPという、新しい地図が見えてきます。
元々ASEANの総人口はEUを上回りますが、経済成長が進むにつれて、その影響力はさらに大きくなるかもしれません。
日本勢もK-POPに負けずに頑張ってほしいなと。
極論だけど、言いたいことはわかる気がする。
情報が多すぎて、逆にどれが面白いんだかわからない現象。
今のマスメディアは、逆のことをやっていて、インターネットで流行ったものを後から追いかけて消費者に提供するようなことをやっている。インターネット自身は過去ほど誰かが独占的にコントロールできるものでもなく、かつたくさんの情報量で庶民が選択する形を採っている。それで、優れたものが過去のようにチョイスされるのならいいが、むしろ今は1つの優れたものに群がり、たくさんの劣化コピーが並ぶような文化が形成されてしまった。
たくさん著作物があるようだけど、全部オリジナルを全く超えない。おかげで消費者としては、つかまされる可能性が増えて迷惑な話である。
AI時代だからこそ、人間によるキュレーションが活きてくるのかもね。
ターミネーターへの愛が伝わってくる文章。
僕自身もそこそこ見てるシリーズなので、言いたいことが痛いほどわかる。
長いのでいくつか引用。
これらの作品群はまるでお互いを打ち消し合うかのように時間軸を盛んに分岐させ、懲りずに新たな解釈を創出し、例外なく商業的失敗の憂い目に遭ってきた。今もなお熱心にシリーズを追っているファンはとっくに「ターミネーター2のような」歴史的名作が現れる期待など捨て去り、作品ごとの解釈を前向きに捉える慈母のごとき情愛を獲得している。そうでなければやっていられない。
つまり、ターミネーターの新作はどう転んだってターミネーター2のようにはなれない。まずはそいつを認めることが長くファンを続ける秘訣だ。その上で良さげな解釈をファン同士でぶつけ合い、新作に予想通りの解釈が出たらしきりにアツがって悦に浸る。そういう感じで我々はこれまでやってきた。
「ターミネーター0」の基本的なプロット自体は以前とそう変わらない。人間とターミネーターがタイムスリップする。敵の破壊には概ね成功するものの、人類と機械の戦争が勃発する「審判の日」は避けられない。スカイネットが核ミサイルを発射して地球は火の海と化す。ただし、日本を除いて。
その時々で上り調子の監督や制作会社が、思い出に残るターミネーターの独自解釈をお披露目する場――歴史的名作でなければならないという軛から解き放たれたターミネーターシリーズは、きっともっと自由で豊かな存在になれるはずだ。
新作アニメ版『ターミネーターゼロ』も1話だけ見た。映像表現は現代的でかっこいいけれど、SFに振りたいのかアクション映画にしたいのかまだ方向が見えない感じ。
The VergeによるPixel9の”編集マジック”を使って十秒で編集した写真の作例。
以前からフォトショップとかあったにせよ、一般人でも片手でこういうのが作れるようになったらこれからの”現実”ってどうなるんだろう?と改めて思ったり。
・「どの国が最も本を出版しているか?」のインフォグラフィック
(あくまでISBNの登録数の比較にすぎないけれど)
こう見ると、日本めちゃくちゃ恵まれてるよね、
実際、海外と比べてまだまだ本屋はたくさん気がするし。(京都だから?)
ドイツやら北欧はもっとすごいのかと思ってた。
ブラジルが多いのもちょっと意外。
アルゼンチン、コロンビアはやっぱ読書大国なんだなぁと。
Art Of The Month
8月は写真の構図を”読む”ことを意識した月だったので、
個人的に気に入った写真を2つ紹介。
・Joel Sternfeld: McLean, Virginia
アメリカの辺境を撮影したシリーズ。
手前でかぼちゃを物色している消防士の姿、奥で燃える家屋、手前の散乱したカボチャ。
構図を三分割していて、当時のルールを逸脱した一枚なんだそう。
・Bruce Davidson: Cathy Fixing her Hair
自分に没頭している若者、純真な美、生活感溢れる背景。
『ウェストサイドストーリー』が流行った後の写真。
うーん、完璧。
今月の一曲
『secret base ~君がくれたもの~ / ZONE』
いや~懐かしい。(オーバー30なら) 涙なしには聞けないやつ。
この後ドラマ『五つ子』に繋がるのよね・・・。
音源をしっかり聞くと、(上の動画ではカットされている)
実はラストの展開でイヤホン右 (R) でギターがハードロックばりにギュンギュン鳴っているのに気づいたりとか、改めて名曲。(TVじゃ絶対わからないやつ)
※ちなみに2分ほどアウトロが長く流れるアルバムVer.を聴くのがおすすめです。
セルジオ・メンデスが亡くなったのもショックでした。
レジェンドは見れるときに見ておかないと・・・。
今月の一冊
ブックオフでええ感じの写真論の本を見つけたので読んでみた。
「名作」とされている写真は、なぜ傑作となりえたのだろうか、を論じた一冊。
実際の写真がカラーで掲載され、写真家のコメントや評論も読めるので面白かった。
私がもっともリスペクトする写真は、 何もないところから何かを引き出す写真だ。 単純にはその結果をまとめられないもの。 ある意味では、「可能性のきらめき」は 人生の何でもない瞬間 そのものにあるのではないか。
ポール・グラハム
ねじまきのあれこれ
書いたブログの振り返りなど。
・おすすめの個人サイトやブログをまとめてみた (2024年夏)
・『書こうとするな、ただ書け: ブコウスキー書簡集』を読んだ。
例の会見での知事、1㍉リットルのほどの涙を流せるらしく、
人の心があるみたいで良かった( )
…沢尻エリカの「別に。」発言 で話題になっていた頃は平和だったな。
(1リットルの涙だけにね
💧あとがき💧
そういえば、以前「涙」をテーマに書いたことあったよねと振り返ると
去年配信した「ティアーズ・オブ・京都⛩️」で、
”千年の都の涙”、について書いてたり。
「人間が何故泣くかわかった、俺には涙は流せないが」
『ターミネーター2』
そういや、シュワちゃんって元カリフォルニア州の知事だったよね、
・・・と”涙”・”知事”・”沢尻エリカ” できちんとオチたので、そろそろこの辺で笑
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